リンクウッド飲み比べしてみました！

スペイサイドの中心エルギンより2kmほど南東にある蒸溜所「リンクウッド」。

花と動物シリーズで知られていますが、そのほとんどはディアジオグループのジョニーウォーカーなどのブレンデッドウイスキーに使われております。

今回ご紹介するリンクウッドは、キングスバリー社カスクストレングスシリーズ・通称「ゴールド」からリリースされたもので、でバーボンバレルで14年間熟成したカスクストレングスです。

スペックを聞いただけで鼻に焼きたてのクッキーのような甘い香りが立ち込めますね。間違いない1本でしょう。

せっかくなので花と動物シリーズ(以下、花動)と今回入荷したキングスバリーゴールド(以下KBゴールド)を飲み比べしてみました。

花動は43%の加水タイプで12年熟成。KBゴールドは59.4%のカスクストレングスでバーボンバレル(シングルカスク)14年熟成です。

色は写真の通りどちらも透明な小麦色ですね。

今回のKBゴールドはバレル熟成ですが、花動もバーボン樽メインなんじゃないかと思われます。

まずは香り。花動は、水飴のような甘みに、ほんのり白桃のようなフルーティさが広がります。少しおがくずのようなウッディさもあります。KBゴールドは、香りの濃縮さが格段に違います。焼きたてのクッキーのような香ばしい甘さが広がり、甘露飴のようなちょっと甘塩っぱい香りも広がります。熟れたバナナやメロンのようなフルーティさもあります。

飲んでみます。花動は水飴のようなサラッとした甘み、ほんのり濃いめの紅茶のような、焦がしたカラメルのような苦味を感じます。KBゴールドは、上等な砂糖菓子のような上品な甘み。隠し味に砂糖醤油のような塩気と甘みを感じます。飲み比べると共通した風味は感じるのですが、KBゴールドの方が格段に味が濃いですね。

フィニッシュもKBゴールドは長く続きます。結構美味しいバーボン樽熟成のウイスキーだと思います。

皆さんにも是非飲んでいただきたい1本です。

当店入荷数は今回も限定ですので気になる方はお早めにお求めください。

お近くの方でしたらBAR鶴亀店内でも飲み比べできます。

それではよろしくお願いします。