2024/05/28 17:09

「M&H APEX Pomegranate Wine Cask」飲んでみました!

M&Hは、イスラエルにある蒸溜所で

故ジムスワン博士のコンサルティングの元、

2013年に設立された新しいウイスキーです。

イスラエルと言うとワインの産地のイメージもあるとおり、

イスラエル産の赤ワインのSTR樽を熟成樽として使う点と

年間300日以上が晴天という地中海性気候がもたらす暑さ

熟成が早いことが特徴的な蒸溜所です。

では、早速飲んでみたいと思います。

今回飲んでみるのは、

「M&H APEX Pomegranate Wine Cask」

「M&H APEX Dead Sea Edition3」

の2銘柄です。

ポメグラニテとは、イスラエル産のザクロを使ったワインの酒精強化版です。

私自身飲んだことはありませんが、酒精強化ワインなのでシェリーなどと同じカテゴリーでしょうかね。

バーボン樽で熟成した後にその樽で半年間ほど後熟しております。

ベリー系の酸味を含んだ甘い香りがします。

シェリー樽熟成というより赤ワイン樽熟成のウイスキーと共通した風味を感じます。

M&Hの共通点なのかスパイシーで少し、潮っぽさを感じます。

3年半ほどの短い熟成期間ですが、

凝縮された熟成感を感じます。

次にDead Sea Edition3

死海と呼ばれる海抜マイナス423mのところで熟成されたウイスキーで

日中は50度を超えることもあり、

ラベルにも書いてありますが、

エンジェルズシェアは40%を超えるそうです。

それが4年弱熟成された1本になります。

年間25%もエンジェルズシェアで蒸散して

4年も熟成していて残っているのか単純に不思議ですが、

アルコール度数は55.5%と、おそらく加水しているのだと思います。

イメージからかカラッカラに乾いた砂漠のような風味を感じます。

潮風のようなブリニーな風味に

一部赤ワイン樽やSTR樽の熟成原酒を使っているようで

ベリー系の甘酸っぱさを感じます。

やっぱりこれだけ乾燥している地域のせいか

熟成年数の割に熟成感はどちらの銘柄も感じますね。

どちらの銘柄もイスラエルならではの味わいになっております。

皆様も良かったら、イスラエルを感じてみてください!