2024/02/02 16:52

キルホーマンの定番商品
「マキヤーベイ」と「サナイグ」を飲み比べてみました。

キルホーマンはアイラ島にある蒸溜所です。
2005年に設立された割と新しい蒸溜所で、
蒸溜所の中で製麦から瓶詰めまでできる設備が整っており、
アイラ島の中に大麦畑も所有しており、
設立当初はファームディスティラリーと言われ、
今日のウイスキーブームが来る前でしたが注目されており、
今では大人気の蒸溜所の一つになっております。

さて、今回ご紹介するのは定番商品の二つで、
バーボン樽熟成原酒をメインとした「マキヤーベイ」と
シェリー樽原酒をメインとした「サナイグ」です。

では、「マキヤーベイ」から飲んでみます。
色は、透明がかった黄金色ですね。
このような色は、バーボン樽熟成の特徴です。
香りは、力強いピート臭。ちなみにフェノール値は50ppmです。
よく焼いたベーコンのようなミーティな香り。
ホワイトチョコのようなクリーミーな甘さやココナッツのような香りが現れます。
口に含むと、昆布だしのようなとろりとし甘さを感じます。
オランジェットような酸味と甘味と苦味がバランスよく現れます。

次に「サナイグ」です。
色は、濃いめの茶褐色。シェリー樽熟成の特徴的な色です。
香りは、同じ50ppmの麦芽を使用しておりますが、
ピート感はマキヤーベイより穏やかですね。
焼きバナナのような濃厚な甘さを感じます。
ちょっとクレヨンのようなインクのような香りも感じます。
口に含むと、ちょっと火を入れすぎたカラメルのような苦味と甘み。
後からオレンジピールのような苦味を感じます。

スコッチウイスキーのよく使われる
バーボン樽とシェリー樽の違いが良くわかる2つだったと思います。
ウイスキーのテイスティングって正解はなくて、
皆さんが感じるがままに自由です。
参考に私のテイスティングノートを書いてますが、
全くそれが正解では無いので機会があったら
皆さんのテイスティングコメントを聞かせてください。

お試しでお持ち帰り専用で30mlずつの飲み比べセットもご用意しております。
(店頭専用でBASEでは取り扱っておりません。)

それではこれからもBAR鶴亀をよろしくお願いします。