2023/12/08 16:15

「ジンイラック 2011 10年 / キングスバリー ゴールド」飲んでみました!

ジンイラックという名前はあまり耳にしたことがないですが、
いわゆるシークレットモルトで蒸溜所の名前が伏せられているシングルモルトです。
GINEALACH (ジンイラック) というのはジェネレーションという意味のゲール語で、
ジェネレーションは、世代という意味から広義で一族を示す意味があり、
家族で代々受け継いできたということを言い表しています。
スコットランドにある最も古い家族経営の蒸留所のひとつで、
スペイサイドにあるシェリー樽熟成で有名なあの蒸溜所です。

初めてスコットランドに行ったとき、スペイサイドに行きまして
グレンファークラスが好きで、当然見学に行ったのですが、
「朝食代わりにこれを飲んでくれ」と
69年のモルトだったか、私の年齢より古かったことは覚えているのですが、
躊躇なくグラスに注がれた思い出があります。

ま、中身はその蒸溜所だといわれておりますが、
そのシングルモルトの珍しくバーボンバレル熟成です。

では、早速飲んでみます。
色はきれいな小麦色ですね。
香りは、開けたとたんに広がるクリームブリュレの香り、
実は、1か月前ぐらいに開けていたのですが、
その時は、結構つんつん鼻につく香りが目立ったのですが、
だいぶ馴染んできて、ものすごくいい香りがします。
ほんのり熟れたいちごのような酸味も感じ
生クリームのようなクリーミーな香りもできてます。
そんなものが頭に浮かぶと、イチゴのショートケーキも浮かんできますが、
スポンジケーキのような焼けた香ばしいカステラのような香りもしてきます。
口に含むと、アルコール度数の高さからか少し舌がピリピリするアタックはありますが、
舌の上にやさしくとろっとクリームの甘い風味が広がります。
高濃度のカカオのような苦みと自然な甘みが口の中に広がり
意外とさーっと流れていき、レモネードのようなやさしい酸味が続きます。
40%ぐらいまでに加水すると香りは穏やかになるのですが、
口当たりのまろやかな甘みがぐんと上がります。

バーボン樽熟成が好みの私にとっては、相当おいしいです。
BAR鶴亀店内でも飲めます!
皆様もよかったら試してみてください!