「グレンアラヒー10年ルビーポートフィニッシュ」飲んでみました。

最近シングルモルトでも人気のグレンアラヒーですが、

何度かご紹介している通り、

2017年に元ベンリアックのオーナーのビリーウォーカー氏が

ペルノリカールから買収しました。

ペルノリカール時代はシングルモルトとしてボトリングされることはほとんどなかったので、

シーバスとかバランタインのブレンド原酒に使われていたのだと思います。

現在年間400万リットル生産してるとのことですので

オーナーが変わった時も熟成庫には大量のウイスキーが眠っていたのだと思いますが、

今回のルビーポートも10年なので、

まだペルノリカール時代の原酒ってことになりますよね。

原酒を全部テイスティングして、

樽を移し替えたり、いろいろ手を加えてボトリングしているのだとは思いますが、

オーナーが変わるだけで熟成中のウイスキーの風味も変わってしまうところが、

凄いというかなんというかやっぱり最終的には人間が作ってるんだなと思います。

さてさて、話がそれましたが、今回のグレンアラヒーは、

バーボンバレルで7年以上熟成した原酒をポルトガルのルビーポート樽で36ヶ月熟成させました。

色は、赤みがかった茶褐色。綺麗ですね。

香りは、いちごジャムのように甘酸っぱい香りです。

そう感じると余計にいちごジャムを感じて、

目を閉じるといちごジャムトーストのような香ばしいパンの香りもしてきます。

さらにパンに塗られたバターのようなオイリーないい香りが広がります。

口に含むと、香りを裏切らないベリー系の甘酸っぱい風味で

いちご練乳のかき氷のような優しい口当たりでまろやかで、

いちごのタネのような渋みも感じます。

これ美味しいですね。

幼い頃に自家製のいちごがゴロゴロしたいちごジャムの味の記憶が蘇りました。

水割りやソーダ割りでも美味しいかもですね。

皆さんも是非飲んでみてください！