先日入荷しました

「スカリーワグ チョコレートエディション2023 / ダグラスレイン」

テイスティングしてみました。

2022年バージョンが当店で大人気だったので、2023年も人気出ると思って大量に買ったのですが、予想に反してあまり人気がなかったので、1本開けて試飲してみました。

スカリーワグとは、グラスゴーにあるボトラーズ会社の雄であるダグラスレインが手がけるリマーカブルリージョナルモルトシリーズの1つで、スペイサイドの有名シングルモルトのマッカラン、モートラック、グレンロセスなどのモルトのみでブレンドされたブレンデッドモルトです。さらにこの「チョコレートエディション」は、毎年発売される限定品でシェリー樽原酒のみをブレンドし、チョコレートのような香りと風味にフューチャーしたウイスキーになります。

背景はこれぐらいにして、早速飲んでみましょう。

色は、シェリー樽100％できれいな茶褐色。少し赤みがかったオレンジ色っぽい、夕日のような色をしていますね。

香りは、高純度のカカオのようなナッティでほんのりラズベリーのような酸味を感じます。乾燥カカオを潰したときのような木の実の甘さと高純度のカカオを口に含んだときに感じる酸味が広がります。スワリングしながら何度か香っていくと、チョコレートのような甘い香りが現れたり、また、酸味が現れたり、ラズベリーをチョコで包んだお菓子を思わせる香りです。

口に含むと、酸味の方を先に感じました。口全体、鼻の方まで酸味が広がった後口を開くと、小豆のような穀物の甘みが口の中に入り込んできました。口全体に含んだウイスキーの風味は、カカオやラズベリー、ほんのりバターのようなオイリー感などいろいろな香りが口の中に広がり長く余韻が続きます。最後の最後に引き潮のようにラズベリーのような酸味が上顎に残ります。

試しに、当店のガトーショコラ（自家製です！甘さ控えめでウイスキーのおつまみにぴったりです。）と合わせてみましたが、同じ系統でけんかしちゃうかと思いましたが、ガトーショコラのカカオの香りと甘みとスカリーワグの酸味が絶妙にマッチして、ラムレーズンをチョコでくるんだような酸味と甘みの両方が更に美味しく感じました。

チョコレートエディションとう名前ですが、チョコレートリキュールのような甘い香りが際立っているわけではなく、カカオエディションって感じですね。美味しいです。ステーキ食べた後に最後に美味しいチョコと飲みたいウイスキーですね。

皆様もよろしければお試しください！

BAR鶴亀でも飲めます。

それではこれからもBAR鶴亀酒販部をよろしくお願いします。